コロナの影響!?【ウッドショック】とは

新型コロナウイルスの感染拡大で思わぬ影響が広がっています。
「ウッドショック」と呼ばれる木材価格の高騰です。


それは、住宅用の構造木材の供給不安です。
現在、住宅の原材料の約7割が輸入によるものであり、かつてない異常事態だと言われています。

『ウッドショック』の原因は?

・アメリカ、中国の材木の需要拡大。

・コンテナ不足やコロナによる 貨物船の減便等による海上物流の大混乱。

外国産木材のコストが高くなり、輸入量も減って、品薄になっているため、木材価格は3割ほど上昇しております。

木材の調達に苦しむ住宅メーカーでは中小の事業者を中心に、着工時期の遅れなどをめぐり顧客とトラブルになるケースも相次いでいます。

「ウッドショック」はアメリカから広がりました。引き金となったのは、新型コロナウイルスの感染拡大です。
リモートワークの普及などによって、郊外への移住や一戸建ての需要が高まり、新築やリノベーションの需要が急増。
そして木材価格が高騰。

新築住宅の販売件数は、新型コロナの感染拡大前を上回っており、

さらにワクチン接種の広がりによる景気回復への期待感も木材価格が高騰する一因とされています。

国産の木材は使用できなのか?

国産材の歴史は輸入材の需要が始まった時から、長い年月をかけ供給量が減った現状があり
急激に増加した需要を増やす人材や環境がありません。

現在では日本にある在庫や多少ある輸入材を多くの業者が取り合う事態に陥っています。
このような要因で多くの木材価格が昨年より3~6倍とも言われる位、高騰しております。
これが住宅業界に起きている現状『ウッドショック』です。

Naruichiでも影響が・・・・

弊社も協力業者一丸となり対策に乗り出しておりますが、予定した工期内に完成するお約束出来ない可能性がございます。
家づくりに関して、お客様が考える優先順位は様々だと思います。

「自分が気に入る材料が集まらない限り家は建てない」という考えもあると思います。
これは私共も同意しますが、その選択をされる際はコストがかかることと、長い時間が必要だという事を知っておいて下さい。

今は木材欲しい人がたくさんいますので「保管しておいて」と言われても対応することができません。
どうしても使いたい木材があり、それを工事までに保管しておきたい場合は自分のお金でどこかに倉庫借りて、2〜3年掛かりで管理することが必要になります。
そこまで決断できなければ、品質を突き詰めたり、好きな樹種を選ぶのは難しいです。

建築をされている方、建築を考えられている方には大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解をお願い致します。